トレードをするには、まず長期足で相場の環境認識をすることにより、今後時間経過によりどのようなチャート形状を描いていこうとしているのかをイメージすることが重要です。
 
実際のチャートを用いて、どのように相場が動いたら、どのようにトレードすればよいのかを考えてみましょう。

長期足を確認する

主要通貨ペアであるドル円の日足と4時間足チャートを用いて相場を観察し、大きな流れを把握してみましょう。
 

ドル円の日足

2016年11月から2018年1月の日足チャートを図に示します。
 
米大統領選挙で付けた安値から2017年初の高値にフィボナッチを引いてみると、ほぼ23.6%から61.8%の範囲で上下動をするレンジ相場になっていることが分かります。
 
また、図中の青枠で示す下落の波に高値安値を抑えられている(はらんでいる)状態とみることもできます。
 
レンジ相場では、一般的に下限付近に近づくと買い勢力が強くなり、上限では売り勢力が強くなる性質があります。直近では下限付近までレートが近づいているので、買い勢力が強くなりつつあることを考えておく必要があります。
リアルチャートからトレードポイントを考察するコツ(ドル円日足)

ドル円の注目するポイント

図で使用しているインジケータは3本の移動平均線です。期間と種別は以下の通りです。
 

  • 赤色(実線):21SMA
  • 青色(破線):75EMA
  • 青色(実線):200EMA

 
では、直近の相場で、注目すべきポイントを見てみましょう。
 
図中の①では、日足のレンジ上限を試すもののダブルトップを作って下落しました。
 
③は、②の押し安値を切って下落しました。その後上昇しますが、レンジ上限に届かず④でトリプルトップを作り下落します。さらに、⑤は③の安値をサポレジ転換して下落が継続しました。
リアルチャートからトレードポイントを考察するコツ(ドル円のポイント)
 

ドル円の4時間足

では、4時間足でトレードできそうな場面を絞り込みましょう。日足の図中の④でトリプルトップを作る場面を4時間足で見てみます。青〇印で示した2つのポイントが候補となります。
 
トリプルトップを狙うトレードなので、トレード方向は売りです。トリプルトップの右肩を形成する過程で4時間足のローソク足が下降トレンドになるのを待ちます。
 
4時間足が移動平均線(21期間など)を明確に割込めば、下降トレンドがほぼ確定とみてよいでしょう。
 
もう1つのトレードできそうな場面は、図中の青枠(下)に示すトリプルトップのネックラインを完全に抜けたポイントです。
リアルチャートからトレードポイントを考察するコツ(ドル円4時間足)

エントリー足を確認する

日足と4時間足で環境認識を行った上で、エントリーする時間足でタイミングを計ります。
 
エントリー候補の2か所について、15分足を確認します。
 

トリプルトップの右肩からのエントリー

図のチャートは、15分足に4時間足を重ねて表示しています。(4時間足の陽線:薄いグリーン、陰線:薄いピンク)
 
図中の赤枠は、4時間足の移動平均線(21期間)を割れた場面です。この下落により直近安値を抜けました。その後、反転しサポートライン付近まで上昇しますが、サポレジ転換して再下落が始まりました。
 
エントリータイミングとしては、サポレジ転換が確認でき、ローソク足が15分足の移動平均線を下抜けしたポイントが良いでしょう。
 
4時間足での強い下方向への流れが確定しおり、およそ半値戻してサポートラインに反応して下落を始めていることが強い根拠となります。
リアルチャートからトレードポイントを考察するコツ(トリプルトップの右肩からエントリー)
 

トリプルトップのネックライン抜けからのエントリー

ネックラインをブレークした場合、ネックラインまで戻らず下落ケースもあります。このケースは勢いが強く、ネックラインまで戻ってこなかったケースになります。
 
このような場合は、小さな戻しからの転換を確認し、トレンド方向に沿ってエントリーします。
 
飛び乗りに近いトレードになるので、リスクが高いことを踏まえてエントリーします。
リアルチャートからトレードポイントを考察するコツ(トリプルトップのネックライン抜け)

リアルチャートからトレードポイントを考察するコツ まとめ

リアルチャートを元に、大きな時間足の動きから相場の方向を確認して、エントリー足でタイミングを取ってエントリーする方法についてご紹介しました。
 
長期足の過去チャートを観察し、トレンド中なのかレンジなのかを把握しておきます。
 
レンジであれば、高値安値に水平線を引いて現在レートがどの辺りにいるかを把握し、これからどちらに向かおうとしているか、直近のトレンドを良く観察します。
 
そして、どのようなチャートパターンを形成しようとしているかイメージし、大きなトレンドの方向にエントリーすることが大切です。
 
是非、今回ご紹介した方法を参考にしてください。

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