高金利&新興国通貨として人気な南アフリカランドについて、値動きとファンダメンタルズに着目してご説明します。

南アフリカランドとは

南アフリカで使用されている、アフリカ地域で最もメジャーな通貨です。ZARと表記されます。

南アフリカランドの値動き(南アフリカランド円)

南アフリカランドは、新興国通貨の中では最もスワップ投資に適しているといわれています。その理由が、値動きの小ささです。
 
例えば、2017年の始値は8円50銭前後ですが2017年11月29日現在のレートは8円15銭前後です。
 
多くの高金利通貨(トルコリラなど)が、長期的に下落トレンドにある中、狭い値幅を行ったり来たりしていることが多いので、スワップポイントを狙って長期的にポジションを保有しやすいのです。
 
ただ、超長期的に見ればランド円はいまだ下落トレンドから抜け出せたかどうかは微妙な状況にあります。
 
例えば、リーマンショック時の最安値は7円70銭前後ですが、その最安値を2016年に更新(6円40銭前後)しています。その後、緩やかに上昇し2017年は11月29日までの情報ですが7円台前半はつけていません。
 
日中の値動きも基本的にもみあいが中心ですが、欧州時間やNY時間に大きく値動きをする場合もあります。ただし、後述のようにスプレッドが広いためデイトレは難しいのが現状です。
 
※ランド円のスプレッドは業者にもよりますが1銭前後のところが多いです。1銭というと、確かに狭くはないけれどもそこまで広いとは感じません。しかし、ランド円のレートはドル円のレートの10分の1以下であり、1銭の占める割合が10倍以上あります。つまり、ランド円の1銭はドル円の10銭以上に相当するとお考え下さい。

南アフリカランドの値動き(米ドル南アフリカランド)

世界的に見れば、対ドルでの組み合わせであるドルランドも有名です。
 
ドルランドは、2012年から2016年前半まで断続的な上昇トレンド(ドル高ランド安)が続いており、2012年には1ドル7.4ランドだったレートが2016年1月には17.7ランドまで急騰しました。
 
その後は、値動きは落ち着きを見せ2017年11月29日現在は1ドル13.7ランド前後と若干ドル安ランド高になっています。
 
日中の値動きはランド円よりも極端で、東京時間は何かない限りほぼ横ばいです。目立った値動きが出るのは夕方の欧州時間と夜間のNY時間であり、それもNY後場になると収束していきます。スプレッドも広いため、デイトレにはあまり向いていません。

南アフリカランドの金利

南アフリカランドの政策金利は、2017年11月29日現在6.75%となっています。
 
豪ドルやNZドルの金利が低くなる中で、南アフリカランドの高金利は日本の個人投資家を中心に注目を集めています。
 
特にゼロ金利(一部マイナス金利)が継続している日本円との組み合わせはよく、長期間保有すればレンジ相場の中で利益を積み上げていくことが可能です。

南アフリカランドの重要なファンダメンタルズ

南アフリカランドの政策金利を決定するのは、南アフリカ準備銀行(SARB)です。
 
政策金利の発表でも若干動きますが、南アフリカは新興国のため政治要因でも動きます。ただ、ドル円などと比較した場合情報量が不足しているため、各自で南アフリカの政情について把握しておく必要があります。
 
その他、アメリカの雇用統計発表時も割合動きます。ドル円につられるか、ドルランドにつられるかで方向性が変わるため、雇用統計発表時には両方のチャートを見ておく必要があります。

南アフリカランドのトレードスタイル

南アフリカランドは、基本的にスイング以上の長期保有が前提の通貨です。
 
そのため、レバレッジは値動き幅を考慮して3倍程度か最大でも5倍くらいに抑えておき、下落した場合に強制決済にならないよう気を付ける必要があります。むしろ、ある程度の下落は前提として買い増す余裕が欲しいところです。

南アフリカランドの値動きや金利などの特徴 まとめ

南アフリカランドは、スワップ投資専用といってもよい通貨です。長期投資に向けた情報収集は怠らないようにしましょう。

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