FX投資家に人気なイギリスポンドについて、値動き(テクニカル)、ファンダメンタルズ両面からご説明します。

ポンドとは

イギリスポンドには2種類の表記があります。FXではGBPと表記されることが普通ですが、STG(スターリング・ポンド)とも表記されます。
 
米ドル、ユーロ、日本円の世界三大通貨の次に使用されている通貨です。

ポンドの値動き(ポンド円)

ポンドは、値動きが激しい通貨として知られています。
 
後でご紹介するポンドドルも値動きは活発ですが、ポンドドルとドル円は同じ方向に動くことが多いため、その合成であるポンド円はさらに値動きが増幅されることがよくあります。
 
例えば、ドル円は1日に1円やせいぜい2円程度しか値動きしませんが、ポンド円の場合には数時間のうちに1円以上値動きをすることもあります。
 
また、トレンドが出やすいことも特徴で、いわゆる「逆張り」にはあまり向いていません。
 
逆張りで小さな値幅を期待するよりも、メインのトレンドに大きく乗り1円(100ピプス)や2円(200ピプス)を狙う順張りトレードに向いています。

ポンドの値動き(ポンドドル)

基軸通貨である米ドルとの組み合わせであるポンドドルの値動きも重要です。
 
ポンドドルは、ユーロドルなどと同様に東京時間に大きく値動きをするということはあまりありません。(イギリスのEU離脱投票などの特殊な場合は除きます)
 
大きく値動きをするのは、主に夕方の欧州時間以降です。
 
ポンド円ではなくポンドドルを取引するのに向いているタイミングは、ドル円とポンド円のトレンドの方向が逆向きの時です。
 
つまり、ドル売りポンド買いか、反対にドル買いポンド売りの地合いの時に最も大きく値動きするため、このタイミングを見極めてトレードされることをお勧めします。
 
例えば、雇用統計やFOMCなどアメリカの経済指標が発表され大きく値動きをする場合には、ドル円よりもポンドドルのほうが向いている場合もあります。

ポンドの金利

ポンドは、かつては米ドルよりも利上げが早く行われる通貨だといわれていましたが、実際には世界経済の後退や、イギリス自身のEU離脱という問題にさいなまれ、最近まで非常に低金利の政策を行ってきました。
 
しかし、2017年の後半に入り世界の潮流に倣って利上げプロセスを開始します。現在は、1回利上げしただけ(0.50%)ですが、今後の動向に注目が集まります。

ポンドの重要なファンダメンタルズ

まず、ほかの通貨と同様政策金利の発表が最も重要です。政策金利の決定はBOE(英中銀)で行われます。
 
BOEの政策決定は多数決で行われ、また必ずしもカーニー総裁の意見が多数になるとは限らないため、各委員の立場について個別の情報を見ていく必要があります。
 
※他国では総裁の意見が最終的な全体の意見になることも多いですが、イギリスの場合は少し独特で各人が自分の主張を持っています。
 
その政策金利の決定に大きな影響を与えるのが、インフレ率と雇用情勢です。
 
消費者物価指数や、雇用統計の発表時期と事前予想については、予め調べておき、発表のタイミングを起点とした激しい値動きに備えておきましょう。

ポンドの取引スタイル

ポンドは値動きが激しいため、いわゆる「スワップ投資」にはあまり向いていません。
 
日々のスワップポイントとは気休め程度に考え、最大の特徴である大きな値幅を獲得できるように順張りトレードを心がけましょう。
 
取引スパンは、スキャルピングからスイングまで多様なバリエーションが選べますが、あまりに短い時間軸だといわゆるダマシが多いため、4時間足や日足をベースとしたデイスイングをお勧めします。

FXでのポンドの特徴、金利や通貨ペアごとの値動きについて まとめ

ポンドは、一般に中上級者向けといわれます。ポンド特有の値動きの癖や経済指標への反応などはよく調べておきましょう。

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