国内FX業者と海外FX業者とでは、いくつかの点で取引環境が大きく異なり、向いている人の条件も異なります。各FX業者がどのように異なるのかや、選ぶ際のポイントをまとめました。

業者選びで考慮すべき要素

業者選びで考慮すべき要素は、大きく分けて3つあります。
 

  • 取引コスト(スプレッド)
  • レバレッジ(リスク量)
  • 業者の信頼性

 
これらの要素が海外FXと国内FXでどのように異なるのかをご説明します。

取引コストの違い

取引コストとは、主に取引手数料とスプレッドです。この点に関しては、国内業者のほうが一般的に優れている業者が多いと言えます。
 
なぜならば、国内業者は取引手数料は無料なところが多く、またスプレッドも極めて狭い業者が多いからです。
 
例えば、ドル円のスプレッドでいえば国内FXでスプレッドに力を入れている業者は軒並み、0.3銭くらいです。
 
一方で、一般的な海外業者はドル円であっても2銭程度スプレッドがあるのが普通です。また、業者にもよりますが海外FXの場合には取引手数料やスプレッドのほか、口座維持手数料や出金手数料がかかる場合があります。
 
このように、取引コストを重視する場合には海外FXよりも国内FXで取引コストの安い業者を選んだほうが良いということになります。
 
特に、取引スパンが短くなればなるほど(スキャルピングなど)スプレッドの重要性は増すため、スキャルピング専門の方などは国内FXで取引されることをお勧めします。

レバレッジ(リスク)の違い

国内FXの個人口座の場合、法律によってレバレッジは最大25倍までと定められています。
 
この25倍がどれくらいかといいますと、ドル円を1万通貨買うためにおよそ4万5千円程度(2017年11月現在のおおよその値段です)がかかります。そして、それで20銭値幅を取ると、2000円の利益を得ることができます。
 
一方で、海外FXの場合レバレッジの規制はなく、200倍や400倍、場合によっては800倍などのレバレッジを提供している業者もあります。
 
例えば、レバレッジ400倍ならばドル円を1万通貨購入するのに必要な証拠金はレバレッジ25倍の16分の1となり、およそ3000円程度となります。
 
このことは、2つのことを意味します。
 
1つは、国内FXよりもさらに少額で取引することができるという点。もう1つは、国内FXと同じ額を投資するならばより多くのリスクを取ることができるという点です。
 
リスク(レバレッジ)については、高ければ高いほど良いというものではありませんが、考え方によってはハイレバレッジで少額の資金を大きく増やしてからレバレッジを下げていくというアプローチも可能です。
 
したがって、少額の資金でより多くの利益を狙いたい!という方は、海外FXに向いています。
 
また、海外FXでは「ゼロカット制度」が採用されていることも特徴です。つまり、相場が急変動して口座残高がマイナスになった場合には、国内FXの場合にはその分の入金を求められますが、海外FXの場合にはマイナスの残高はリセットされ0に戻ります。
 
このゼロカット制度は、リスクを下げる方向に働くため、ハイレバレッジを必要としていなくても万が一の時でも安心して取引したいという方にも海外FXは向いています。

業者の信頼性の違い

一概には言えませんが、国内FX業者はいずれも日本の金融庁の認可を受けています。
 
つまり、公正な取引環境を提供し、また万が一その会社が倒産した場合にも顧客の資金が守られるよう、信託保全を行っている、などの条件を満たしているということになります。
 
一方で、海外業者の場合その業者がどれくらい信頼に値するかは、まちまちです。
 
レバレッジの関係で日本のライセンスを取得することはできませんが、業者によっては海外の複数のライセンスを保有していることもあります。他方で、まったくライセンスを保有していない業者もあります。
 
したがって、国内FX以上に、その業者が信頼に値するかどうかを見極める必要性が高いといえます。

海外FXと国内FXの違い まとめ

国内FXと海外FXとでは、取引コスト、レバレッジ(リスク)、業者の信頼性において違いがあることが分かりました。
 
どちらのFXが絶対良いFXである、というわけではありません。各FX業者の特徴を理解し、自分に合った、納得できるFX業者を見つけることが重要と言えるでしょう。

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