エントリーすると、たちまちレートが逆行し、仕方なく損切りすると今度は思惑方向に戻っていくという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
 
もしかして、誰かが自分のトレードを監視していて、レートを操作しているのではと疑念を抱いてしまう事も。
 
しかし、悪質なFX業者でもない限り、通常そんなことはありません。トレードが上手くなれば、エントリーした瞬間に利が伸びてあっという間に利確ポイントに到達することもよくあります。
 
いくつかの練習法を紹介し、練習を進めるための心構えについてもお伝えします。

トレード練習ソフトForexTester3

ForexTester3はFXマーケットの過去データをもとにした値動きのシミュレーションができるソフトウェアで、リアルに動くチャートを見ながら、トレードの練習をすることができます。
 
飛行パイロットがフライトシミュレーターで飛行機の操縦を訓練するイメージです。
 
トレードの途中で一時停止したり、時間を遡ったりできるので、同じ場面で何回もトレードをやり直すことができます。
 
また、テストスピードも変更できるので自分のペースで練習ができます。
 
MAやボリンジャーバンドなどの代表的なインジケータも標準装備されています。
 

ForexTester3を使った練習方法

練習したい手法を1つだけ用意します。例えばブレイクアウト手法の練習をするとしましょう。
 
ブレイクアウト手法を簡単に説明すると、レンジ相場環境でレンジ上限を抜ければ買い、下限を抜ければ売りを狙う手法です。
 
ForexTester3では、複数のチャートを同時に表示させることができますので、エントリー執行足のチャートに加え、上位足のチャートも表示させます。
 
テストを開始させるとチャートが動き始めます。チャートが進むと、上位足で何度も止められているレートが発見できます。これを意識ラインと呼びましょう。
 
時間を進めたり遡ったりして意識ライン付近で短期足が形成するチャートパターンを繰り返し観察します。
 
相場が上昇するケースを例にとると、レートが意識ラインを抜いた後に意識ラインに押し目を付けて上昇していくケースがあります。
 
たくさんの場面を見て、ブレイクアウトする場合に形成するチャートパターンを目に焼き付けましょう。

MT4の緻密で正確な作図機能

MT4には、水平線やトレンドライン、フィボナッチ・リトレースメントなど使い切れないほどのテクニカル分析用作図機能があります。
 
特に秀逸なのが、トレンドラインです。例えば、週足や日足を見て、過去に目立つ安値が2つあったとして、その2点間をトレンドラインで結んだとします。
 
トレンドラインはマグネット機能があるので、ローソク足の始値、高値、安値、終値にぴったり合わせることができます。
 
トレンドラインの延長線にタッチすると、レートが寸分の狂いもなく反応している場面をたくさん発見できます。
 
つまり、MT4のトレンドラインがいかに緻密にチャート分析できるかを表しています。
 

MT4を活用した練習方法

MT4には、ForexTester3のようなシミュレーション機能はありません。常勝トレーダーの中には、ForexTester3の利用経験がない人も意外と多いです。
 
その代わり、MT4の過去チャートを分析して手法の検証をするのです。
 
MT4の便利な機能として、手動でローソク足を1本1本右へずらす機能があります。
 
これを利用することで、地味ではありますが、次のローソク足が陽線になるのか陰線になるのかを推測する訓練ができます。
 
この機能は、「ステップ・バイ・ステップ」といい、F12キーが割当てられています。

デモ口座でトレードする

ForexTester3やMT4での練習や手法の検証が済んだら、デモ口座で実際にトレードします。
 
いきなりリアル口座でトレードするのは避けた方が良いです。デモ口座で勝率が安定してからでも決して遅くありません。
 
練習のポイントは、一つの手法を繰り返し練習することです。取引する通貨ペアと取引時間帯も決めておきます。
 
通貨ペアはドル円が最適です。ドル円は取引量がユーロドルに次いで多い通貨であるため、動きが素直でテクニカルも効きやすいためです。
 
取引時間帯は大きく分けて4つあります。オセアニア、東京、欧州、ニューヨークです。自分の生活スタイルに合わせて選択しましょう。
 
以上のことを心掛けて1か月程度練習してみてください。

練習を進めるための心構え

ある程度練習してトレードのコツをつかんだら、いよいよリアルトレードに移行します。
 
デモ口座ではうまくトレードできていても、実際に資金を投入してトレードするとなかなか上手くトレードできないものです。
 
大きな要因としては、負けて資金が減るかもしれないと思う恐怖や不安が襲ってくるからです。
 
しかし、それを克服するのは容易なことではありませんので、いかに自分の手法を機械的に躊躇なくトレードできるかを念頭において練習ことがとても重要です。

まとめ

トレードは一種の研究と考えることができます。一定の成果を上げるためには環境条件をなるべく同一にしてテストを繰り返すことで、傾向や法則性を導き出すことができます。
 
ゴルフの練習に例えると、いろいろな番手のクラブで練習するやり方もありますが、まず初心者は最初に7番アイアン1本でスウィングの基礎を固めた後、練習するクラブを増やした方が結果的に早く上達します。トレードも同じだと思います。
 
こつこつ練習して基礎を作り、トレードをマスターしましょう。

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