チャートは相場参加者の思惑により様々な形状を作り出しますが、その形状をよく見ると何パターンかに分類することができます。
 
代表的なチャートパターンの実例を紹介し、どのような場面でエントリーできるか考察してみます。

Wボトムのロングエントリー例

まずは、Wボトムが形成される過程をチャート分析してみます。図のチャートは4時間足のドル円です。
 
連続する大陰線と緑丸印で示すネックラインまでの戻しでWボトムの左側が形成されました。
 
その後、再度下値を試しますが安値を更新できず、細かく見ると小さなWボトムを作って青矢印で示す上昇によりネックラインを抜けWボトムの右側が形成されました。
 
その後、赤丸印付近までの押しを付けますが、ネックライン付近で支えられ上昇が始まりましたので、赤丸印を越えたあたりがロングエントリーポイントとなります。
 
実際には、15分足などの短期足でタイミングをとってエントリーしましょう。
Wボトムのロングエントリー例
 
ここで、なぜWボトムが形成されたのか、日足のチャートを見て確認してみましょう。
Wボトムが形成された価格帯は、下画像中の赤丸印で示すように、何度も止められていることがわかります。結果的に、ここがサポートゾーンとなったと考えられます。
Wボトムのロングエントリー例(日足チャート)

フラッグのショートエントリー例

フラッグを形成したチャートパターンを図に示します。フラッグは、トレンドが一休みするレンジの局面で形成されます。
 
戻り高値である青丸印を結ぶライン1を引くことができます。そして、ライン1と平行に最安値の緑丸印を支点にして引いたのがライン2です。
 
ライン1とライン2の範囲にあるときは、まだレンジ局面と考えます。ライン2を抜けたらトレンドの再開と見てショートエントリーができる場面です。
フラッグのショートエントリー例フラッグのショートエントリー例
 
次に、もう少し早いタイミングでエントリーするチャンスはないか、チャートを分析してみましょう。図は、先ほどのチャートの左側を見たものです。
 
フラッグの高値に水平線を引くと、チャートの左側ではサポートラインになっているのがわかります。フラッグの高値はレジスタンスラインとなり、ここでサポレジ転換しているのがわかります。これを根拠にショートエントリーすることが可能でしょう。
フラッグのショートエントリー例(先ほどのポイントより過去のチャート)

ボックスのロングエントリー例

ボックスは、レジスタンスラインとサポートラインの間を上下にレートが動くチャートパターンです。図に示すケースでは、レジスタンスラインをブレークアウトしました。基本的にはどちらにブレークアウトするかわかりませんが、直近が上昇トレンドであれば、レジスタンスラインのブレークアウトでエントリーします。
 
チャートの赤丸印内のローソク足を見ると、強く抜け後一旦戻されますが、レジスタンスラインで底固めをしているのが確認できます。
ボックスのロングエントリー例
 
レジスタンスラインを抜けた場面を15分足で細かく見てみましょう。
 
15分足チャートでは、当初レジスタンスラインで上値を抑えられていますが、一旦の下落後突破します。その後、安値がレジスタンスラインで支えられ短期レジサポ転換したことが確認できます。
 
赤丸印で示す部分まで上昇すればブレークアウトしたと判断しエントリー可能です。
ボックスのロングエントリー例(15分足)

チャートパターン分析のコツと適切なエントリーポイントの具体例 まとめ

チャートパターンであるWボトム、フラッグ、ボックスについて、チャート形状とそれぞれのエントリー場面をご紹介しました。
 
実際のチャートは綺麗なものばかりではないので、よりたくさんのチャートを検証して、どのチャートパターンに当てはまるのかを判断することが大切です。
 
なるべく、日足や4時間足のような長期の時間足でどのようなチャートパターンを形成しているか判断し、短期足に落としてエントリー場面を絞り込むようにします。
 
また、チャートパターンを認識する上で、チャートに水平線やトレンドラインを引く際は、多少のズレは気にせず、相場をざっくり捉えるのがコツです。
 
チャートパターンが分かれば、エントリーの方向やタイミングが明確になってきます。是非、環境認識する際の参考にして下さい。

おすすめの記事